SIer6年目がスキル棚卸しをしたら副業月5万円の道が見えた話【実体験レポ】
「自分のスキルって、外でどれくらい通用するんだろう」
これ、SIer6年目の私がずっと抱えていた疑問です。毎日コードを書いて、設計書を書いて、レビューして——気づいたら6年が経っていました。給料は上がったといえば上がったけれど、手取りで見ると月28万円。残業代込みでやっと30万円を超える程度。「このまま会社に依存し続けていいのか?」という焦りが、スキル棚卸しへの第一歩になりました。
この記事では、私がSIer6年目の視点で実際にスキルを棚卸しした方法と、そこから副業案件につなげていったプロセスをリアルに書いていきます。数字も包み隠さず書きます。「SIerのスキルは副業で使えない」という思い込みを、まず捨ててください。
目次
- SIer6年目の私が感じた「スキルの霧」
- やってみてわかった、SIerスキル棚卸しの正しいやり方
- SIerスキルの「副業市場価値」を数字で確認する
- 副業プラットフォーム比較——私が実際に登録した4サービス
- AIツールで作業効率を上げて副業時間を確保する
- 副業で月5万円を達成するまでのリアルなタイムライン
- FAQ
1. SIer6年目の私が感じた「スキルの霧」
SIerで6年働くと、不思議なことが起きます。スキルが増えているはずなのに、「自分が何者なのか」がぼやけてくるんです。
私の場合、PHP・Python・SQL・TypeScript・React Native・Next.js・Kotlin・Swiftと、技術スタックだけ見ればそこそこ幅広い。でも「何が得意ですか?」と聞かれると、即答できなかった。SIerの仕事って、プロジェクトごとに「アサインされた技術」を使うことが多いので、自分の意志でスキルを積み上げた感覚が薄いんですよね。
しかも、SIerの評価制度は「プロジェクトへの貢献度」が中心で、市場価値と直結していない。同僚と話しても「副業って何から始めればいいんだろう」という人が多くて、みんな同じ霧の中にいました。
転機になったのは、同期のエンジニアがクラウドワークスでLP制作の案件を受けていると聞いたとき。「Webサイト1本で3万円もらえたよ」と言われて、正直信じられなかった。でも調べてみると、SIerで培ったスキルが副業市場でかなり需要があることがわかってきた。
2. やってみてわかった、SIerスキル棚卸しの正しいやり方
スキル棚卸しと聞くと「スキルシートを更新する」くらいのイメージを持つ人が多いですが、副業目的の棚卸しはそれとは違います。ポイントは「市場で売れるスキル」に変換することです。
ステップ1:業務で使った技術を全部書き出す
まず、過去6年間で関わったプロジェクトを時系列で書き出しました。PHPでの基幹システム開発、Pythonでのデータ分析ツール作成、React Nativeでのモバイルアプリ開発——書き出してみると20近くのプロジェクトがありました。
ステップ2:「業務レベル」と「副業で売れるレベル」を分ける
SIerでの業務経験と、フリーランス・副業市場で求められるスキルには微妙なギャップがあります。例えば私の場合、SQLは業務でバリバリ使えるけど、「一人でゼロからDB設計してリリースまで持っていく」経験は少なかった。副業ではこの「一人完結力」が重要視されます。
ステップ3:GitHubとポートフォリオで可視化する
SIerはコードを会社の資産として管理しているため、GitHubが空白のエンジニアが多い。私もそうでした。棚卸し後の最初のアクション、GitHubのプロフィールを整備して、過去に個人で作ったものを整理してリポジトリにプッシュするところから始めました。作業時間は週末2日で合計約10時間。これだけで副業プラットフォームでの選考通過率が体感で変わりました。
ステップ4:単価の相場を調べる
クラウドワークスやランサーズで自分のスキルセットに近い案件を検索して、単価の相場を把握します。この作業、地味ですが超重要。最初に相場感を持っておかないと、安売りしてしまいます。
📌 副業案件を探すならまずここから
スキル棚卸しが終わったら、案件を実際に見てみることが大事です。クラウドワークスは無料登録ですぐに案件を検索・応募できるので、自分のスキルの市場価値を確認する最初のステップとして最適です。登録だけして案件を眺めるだけでも、相場感が一気に掴めます。
3. SIerスキルの「副業市場価値」を数字で確認する
SIer6年目が持つスキルが、副業市場でどれくらいの単価になるか。私が実際に調べた・受注した案件の数字をまとめます。
| スキル | 副業案件の種類 | 相場単価 | 1案件の作業時間目安 | 時給換算 |
|---|---|---|---|---|
| PHP / Laravel | 既存サイト機能追加・バグ修正 | 3万〜8万円 | 15〜30時間 | 約2,000〜2,700円 |
| Python | スクレイピング・自動化スクリプト | 2万〜5万円 | 10〜20時間 | 約2,000〜2,500円 |
| Next.js / TypeScript | LP・コーポレートサイト制作 | 5万〜15万円 | 20〜40時間 | 約2,500〜3,750円 |
| React Native | モバイルアプリ追加機能開発 | 10万〜30万円 | 40〜80時間 | 約2,500〜3,750円 |
| SQL / データ分析 | データ集計・レポート作成 | 1万〜3万円 | 5〜15時間 | 約2,000円 |
| Swift / Kotlin | ネイティブアプリ改修 | 15万〜40万円 | 60〜100時間 | 約2,500〜4,000円 |
※上記は私が2024年に実際に調査・受注した案件を参考にした数字です。スキルレベルや案件内容により変動します。
この表を作ってみて気づいたのは、SIer6年目のスキルセットは時給換算で2,000〜4,000円のレンジが現実的だということ。会社での残業単価(私の場合は時給換算で約1,500円)より高い。しかも、スキルを磨くほど単価は上がります。
特にNext.js + TypeScriptの組み合わせは需要が高くて、週末だけで対応できる案件がクラウドワークス・ランサーズに常時出ています。私が最初に受注したのもNext.jsのLP制作案件で、単価は6万円、作業時間は約25時間でした。時給換算で2,400円。これで「いける」と確信しました。
4. 副業プラットフォーム比較——私が実際に登録した4サービス
スキル棚卸しが終わったら、どのプラットフォームを使うかが重要になります。私は4つのサービスに登録して、特性の違いを体感しました。
まずクラウドワークスは、案件数が圧倒的に多くて最初の受注実績を作りやすい。単価は低め(1万〜5万円の案件が中心)ですが、実績ゼロでも応募できる案件が多いのが利点。私はここで最初の2件を受注しました。
ランサーズはクラウドワークスと競合する位置づけですが、デザイン系・Web制作系の案件が比較的多い印象。エンジニアとしては、クラウドワークスと並行して使うのがおすすめです。
レバテックフリーランスは、単価の桁が違います。週2〜3日稼働の副業案件でも月20万〜40万円のレンジが普通にある。ただし、ある程度の実績と即戦力感が求められるので、副業初心者がいきなり登録しても書類通過が難しい。私はクラウドワークスで実績を3件積んでから登録しました。
Midworksはフリーランス向けのエージェントで、正社員並みの福利厚生(保険補助・交通費支給など)があるのが特徴。副業というより将来的な独立を視野に入れる段階で検討する感じです。
💡 高単価案件を狙うならエージェント登録も視野に
クラウドワークスで実績を積んだら、次のステップとしてレバテックフリーランスへの登録をおすすめします。週2〜3日の副業案件も多く、SIer在籍のまま高単価で動ける案件を紹介してもらえます。無料で相談できるので、まず話を聞いてみるだけでも市場価値の確認になります。
5. AIツールで作業効率を上げて副業時間を確保する
SIer在籍のまま副業をする最大の課題は「時間」です。私の場合、平日は本業で9〜19時が埋まる。使える時間は平日夜の2〜3時間と、週末だけ。月に使える副業時間はせいぜい40〜50時間が現実的な上限です。
ここで有効なのがAIツールの活用です。私が実際に費用対効果を検証したのは以下の2つ。
GitHub Copilot(月額10ドル≒約1,500円)
正直、使い始めの2週間は「これってどうなんだろう」という半信半疑の状態でした。でも慣れてくると、ボイラープレートコードやCRUD処理の実装速度が体感で1.5〜2倍になる。特にTypeScriptの型定義周りやSQLクエリの補完が強くて、以前は30分かかっていた処理が15〜20分で終わるようになりました。月1,500円の費用に対して、副業作業時間が月5〜8時間節約できているので、時給2,000円で換算すると月1万〜1.6万円分の効果。費用対効果は確実にプラスです。
Cursor(月額20ドル≒約3,000円)
GitHub Copilotより高機能なAIコードエディタです。既存コードの解析・リファクタリング提案・バグ検知がGitHub Copilotより精度が高い。副業案件で「既存コードの改修」系の仕事を受けるとき、初見のコードベースを理解する時間が大幅に短縮されます。私の実感では、既存コード読解にかかる時間が約40%削減された。月3,000円の費用に対して、案件対応速度が上がった分の効果は月1.5万〜2万円相当と見ています。
Udemyは技術学習プラットフォームとして使っています。特にセール時(通常価格の90%オフで1,500〜2,000円になる)に、自分のスキルセットの周辺技術を補強するコースを買うのがコスパ最強。私は「Next.js + Supabase」の組み合わせをUdemyで学んで、その後実際に副業案件に活かせました。
6. 副業で月5万円を達成するまでのリアルなタイムライン
スキル棚卸しを始めてから副業月収5万円を安定させるまでの道のりを、時系列で書きます。
1ヶ月目:準備期(副業収入0円)
GitHubのプロフィール整備、ポートフォリオサイト作成、クラウドワークスとランサーズに登録。スキル棚卸しシートを作成。この月は収入ゼロで純粋な投資期間。ポートフォリオサイト制作に費やした時間は約15時間。
2ヶ月目:初受注(副業収入2万5千円)
クラウドワークスでLP制作(Next.js)の案件を初受注。単価2万5千円、作業時間15時間。時給換算で約1,667円。相場より低めだったのは、実績ゼロで価格を下げて受注したため。でも「初案件を完遂した実績」はその後の応募に確実に効きました。
3ヶ月目:リピート+新規(副業収入4万円)
2ヶ月目のクライアントからリピート案件(1万5千円)+新規LP制作案件(2万5千円)。合計4万円。このとき、GitHub Copilotを導入して作業効率が上がり、本業への影響が減りました。
4ヶ月目:単価アップ(副業収入5万3千円)
Next.js + TypeScriptのコーポレートサイト案件で単価5万3千円を受注。この頃から「実績2件あり」で提案文の説得力が出て、応募に対する返信率が上がりました。
5ヶ月目以降:安定期(副業収入5〜8万円)
月1〜2件を安定受注。クラウドワークスでの評価が上がり、クライアントからの直接依頼も入るようになりました。レバテックフリーランスにも登録して、週1〜2日の稼働案件も並行して検討中です。
重要なのは、最初の3ヶ月は単価より実績を優先したこと。SIer経験がいくらあっても、副業プラットフォームでは「副業での実績」が別物として評価されます。急がば回れで、最初は低単価でも完遂実績を積むことが結局は近道でした。
🚀 副業スタートのロードマップをまとめると
①スキル棚卸し → ②GitHubとポートフォリオ整備 → ③クラウドワークスで初案件受注 → ④AIツール(GitHub Copilot / Cursor)で効率化 → ⑤レバテックフリーランスで高単価案件へ、という順番が現実的なルートです。
まず第一歩として、クラウドワークスへの無料登録だけでもやってみてください。案件を眺めるだけで、自分のスキルの市場価値が具体的に見えてきます。
FAQ:SIer6年目の副業・スキル棚卸しについてよくある質問
Q1. SIerのスキルは副業市場で本当に通用しますか?
通用します。特にPHP・Python・TypeScript・SQLは副業案件の需要が常に高い。ただし、SIerの業務経験をそのままアピールしても伝わりにくいので、「クライアントが何を求めているか」の言語に翻訳する必要があります。具体的には、「大規模システムの開発経験」より「WordPressのカスタマイズ・LP制作・業務自動化ツール作成」などの言葉で表現する方が副業案件では響きます。
Q2. 副業収入は会社にバレますか?対策はありますか?
最も一般的なバレるルートは住民税の金額です。副業収入が年20万円を超えると確定申告が必要で、その結果として住民税が増加し、会社に通知が届く場合があります。対策として、確定申告の際に住民税を「普通徴収(自分で納付)」に設定することで、会社への通知を防ぐことができます。ただし、会社の就業規則で副業が禁止されている場合は、規則に従うか、会社に相談することをおすすめします。
Q3. 副業を始めるのに資格やポートフォリオは必須ですか?
資格は不要です。ポートフォリオはあった方が圧倒的に有利ですが、「完璧なもの」を目指して着手できないよりは、簡単なものでもGitHubに上げた状態で応募を始める方がいい。私は最初のポートフォリオをNext.jsで作った1ページのシンプルなサイトで、それでも初受注できました。ポートフォリオを磨くより、実案件を完遂した実績の方が信頼につながります。
Q4. クラウドワークスとランサーズ、SIerエンジニアはどちらを先に使うべきですか?
どちらか一方を選ぶならクラウドワークスです。理由は単純で、エンジニア向けの案件数が多く、初心者でも応募できる案件が豊富なため。ただし、登録作業は30分もかからないので、最初から両方に登録して案件の傾向を比べることをおすすめします。私も両方に登録しましたが、実際の受注はクラウドワークスが7割、ランサーズが3割という比率でした。
Q5. GitHub CopilotとCursorを比べると、どちらをまず試すべきですか?
コスト重視ならGitHub Copilot(月約1,500円)から始めることをおすすめします。既に使っているVSCodeにそのまま導入できるので学習コストがゼロ。Cursorは月約3,000円かかりますが、既存コードの読解・改修に特化した機能が強く、副業で「既存システムの改修案件」を受ける頻度が増えてきたタイミングで追加するのが費用対効果を最大化できます。私は現在両方を使っていますが、最初の3ヶ月はGitHub Copilotだけで十分でした。
【著者プロフィール】SIer在籍6年目のシステムエンジニア。PHP・Python・TypeScript・React Native・Next.jsなどを業務で使用。副業・AIツール活用による収入アップを実践中。本記事の数字は2024年の実体験・市場調査に基づきます。

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